妻に不倫され妻子を失った32歳男のその後

家族を失った男の人生を綴っていきます

離婚を経験して、自分の親に思う事

どうも。不倫され男32歳です。

 

軽く私の自己紹介といいますか、状況を説明しますと、私は妻に不倫され、離婚し、大好きな子供の親権も失った男です。

 

一人になってから、3ヶ月ほど経ちました。

 

先日娘とTV電話した際、「これから〇〇君くるのー」と言われ、またグサっときた私です。

ちょっと前まで不倫相手の事を「おともだち」と呼んでいたのですが、名前に昇格してました。あと来るんだって事も嫌で。

 

ちなみに、最近娘と会う日に迎えにいくと、「お父さん」ではなく、私の事を下の名前で呼ぶんですよね。お父さんと認識されなくなってきたのかと思い、必死で自分を「お父さん」と呼称して元に戻すのですが笑(←笑と書いてますが、本当は笑ってません)

 

てことでね、ちょっとした近況でした。

 

 

んで、今日は私の親に対しての気持ちを書いていこうかなぁと。

そして、今までちゃんと認識していなかった、「人の親である」ということの一端に気付いことがあったので、それを。

 

まず、今回の不倫・離婚の件で、私は周りの人に本当にものすごく助けられました。

 

元妻の不倫、離婚、そして必死に考え悩んだ挙句、親権を手放した事。

本当に辛すぎて、死んだ方がマシだと思える出来事でした。大袈裟じゃなく。

 

そんな中、感情が先走ってまとまりなく、内容も暗い私の話を両親・友人・同僚などは黙って聞いてくれ、元気付けてくれる言葉も掛けてくれました。

 

改めて振り返ると、ホント全員に救われたなぁ、俺の周りの人いい人しかいないよと思った訳です。

ただふと思ったんですけど、話を聞いてくれた時のリアクションに関して、親だけ違うんです。 その当時は自分の事で頭がいっぱいで認識していなかったんですが。

 

どんなリアクションかと言うと、「泣いた」ということです。

 

友人・知人は、「真剣に受け止める」って感じだったんですが、親は「自分に起きた事」という感覚だったんじゃないかなと思うんです。

 

私がこの不倫・離婚話をする時は、本当は泣きそうになるのを堪えて、「まあキツイけど、なんとかやってるよ」ぐらいのなるべく平気感を出して話していたんですが、私の本当の心の内を親は映し出していたわけで。

 

親ってのは、究極に子供と同じ立場に立ってくれる人だと気付きました。

自分に置き換えて考えると、確かに娘に辛いことがあれば、私も自分の事のように泣くなと想像がつきます。 

 

 

けど、これは嬉しい事でもありますが、辛い事でもあるなと。

 

子供の立場としては親にこれ以上心配かけたくなくて。

本当はまだ辛い日々を送っていることは悟られる訳にはいかないなと。

 

だから、両親には娘を積極的に会わせるようにしてますし、娘とは頻繁に会って遊んでるという内容の話もよくするようにしています。まあ実際そうですし。

後ろ向きな感情は表に出さないようにしています。

...ちょっと違うか。出さないというよりは、前向きな部分を積極的に表に出してると言った方が正確かな。

 

両親もいい歳ですし、心労かけたくないですよ。

初孫の行事にも顔出せなくなりましたしね(行事には私の元妻も来るので、顔合わせづらいってことで)。

なんか悲しいことばっかりですよ。

 

 

両親に対して申し訳なさでいっぱいですが、今回の件で、ある意味絆を再確認できました。

自分には、こんなに心強い味方がいると。

 

こんなクサい感情今まで抱いていなかったんですけど、それに気付けて本当に良かったです。

変にクールぶらず、面と向かって両親に心から「ありがとう」と言ったのも初めてだったかも。

 

このまま何も波風立たないまま、両親が他界していたら、こんな大事な事に気付けなかったかも。

その点は良かったなと思います。